観客が選んだカードが一番上に上がってくるアンビシャスカードというカードマジックがあります。バリエーションも様々です。この記事では、私が知っているアンビシャスカードのバリエーションをまとめました。

最近は、テレビやYouTubeの影響なのか、一般の方でも典型的なアンビシャスカードの種を知っていることがあります。そのような場合でも、代替手段を用意できるように、アンビシャスカードの方法を棚卸ししたいと思います。

アンビシャスカードの演出について

カードの上がり方に関する工夫

ポップアップ

軽く折り曲げたカードを中央付近に入れて、指を鳴らすと、トップに浮き出てきたように見える演出です。

レイズライズ(Raise Rise)

カードを半分ほど突き出したままにしておき、デックを上下に軽く振ると、少しずつ上の方にカードが移動します。テクニックで行うもので、難しいそうです。

表向きで上がってくる

表向きのままカードを差し込むと、表向きのカードが一番上に出現します。

デックに関する工夫

アンビシャスカードに使用されているデックを変化させようというアイディアです。

オムニデック(Omni Deck)

デックが透明のアクリルやクリスタルに変化します1。カード同士が糊で接着されたデックに変化するマジックもあります。

アンビリーシャスカード

デックの中にカードを入れると、デックが消えて、選んだカードだけになります。マジッククリエイターの益田克也氏による作品です2

その他

移動現象との組み合わせ

ポケットやデックケースの下などに移動する現象と組み合わせて演じられます。ミスディレクションでトップカードを口に咥えたり、天井にカードを貼り付けたり、という演出があります。

サインカード

複製ができないように、サインしたカードで行うアンビシャスカードです。基本的なアンビシャスカードの手順では、カードにサインをさせても問題なく行えます。

サッカートリック

一番上に上がって来るはずが、一番上に上がってこない、という失敗の後、別の現象を起こす演出です。

他にも、沢山のバリエーションが考案されています。このサイトでもアンビシャスカードはいくつか紹介しているので、どうぞご覧ください。

アンビシャスカードの方法について

アプローチは次の2つに大別されるように思います。

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