手品用品メーカーのテンヨーに「魔法のフォトグラフ」という商品があります。現象としては、観客から借りたスマホで黒いフィルムを撮影すると、黒いフィルムに絵が浮かび上がる、というものです。未購入の商品ですが、種明かしについての情報を入手したのでメモしておきます。
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種明かし
この「魔法のフォトグラフ」には、「Rainbow Film(レインボーフィルム)1」という印刷技術が使用されています。この技術は特許取得済で、特許庁のデータベースにて公開されています2。
簡単に言うと、フィルムが複数層になっており、目視では上の層しか見えませんが、スマホで撮影すると、下層の印刷物が見える、ということのようです。
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コメント
スマホを用いたマジックは、スマホ自体が高機能なため、ともするとアプリ等で何でもできてしまうのではないか、という疑いをかけられやすいです。その点、お客さんから借りた仕掛けのないスマホで現象を起こせるのは優秀ですね。もちろん、観客のスマホには仕掛けが無いので、フィルムの方に仕掛けがあると思われてしまうのは仕方ないですが、見せ方次第では、それを補って余りある現象になりそうです。
演技例
マジシャンGOさん
動画で撮影しても機能するみたいです。
新子景視さん
スマホで撮影したパスケースの中に、選んだカードが移動する、というマジックで使われていたようです。